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53 芳晴バースデーコンサート vol.2 を終えて

静かな静かな山の中
歌っているのは誰でしょう

 

ラララ 目覚めてよ
ラララ 気づいてよ

 

みんなあれこれ言うけれど
私の歌は一つだけ

 

 

たった一つの歌だけど
ふっと忘れてしまいそう

 

ラララ 目を上げて
ラララ 両手広げ

 

朝が来るまで歌ったら
も一度空を飛べるかな

(「小鳥の歌」芳晴 作詞/作曲)
http://youtu.be/D5SKWv_xZfE?t=1s

 

この歌はずいぶん前、ふじのキッズシアターのお芝居で作った。
心が傷ついて、もう飛べない、歌えないと思い込んでいる小鳥の歌。

 

歌うたいというものは華やかなもの、と誰もが思っているようだ。
でも、意外と心の中はそうでもなかったりする。
僕は、この小鳥の気持ちがよくわかる。
ずっと、こんなどうしようもない人間は人前に出てはいけないと思っていた。
それでも、やっぱり空を飛びたくて、山の中でこだまを相手に歌っていたけれど。

そんな時、僕を助けてくれる仲間が現れて、CDを作った。(「世界のまんなかで」)生まれて初めて、おこがましくもバースデーコンサートなんていうものをやったりした。それが去年のことだ。

 

そして、今年も誕生日が近づいてきた。
僕は、歌というものの可能性を表現したくて、二人の仲間を選んだ。

 

ひらいてつこ、そして平方元。
この二人は僕のメルマガやライブ情報で何度も紹介している素晴らしい歌い手たちで、類まれなる美声の持ち主。
ひらいてつこは、すらっとした長身に、ヨガで培った身体感覚の美しい表現者。
平方元は、その巨体からほとばしり出るパワーの歌とピアノで、聴くものを圧倒する。人を笑わせるセンスも抜群だ。
二人ともタイプは異なるが、華やかなること、この上ない。

 

でも、僕はそんなことだけで彼らを選んだのではない。
彼らは、寂しさを知っている。心の闇も知っている。
そう思ったからだ。
そして、寂しさと心の闇に向き合い、歌を歌うことで心を解放していくことの苦しさ、それに勝る喜びを知っていると思ったからだ。僕がそうであるように。

 

コンサートのリハーサルを重ねていくにつれて、楽しさだけではない「生みの苦しみ」に僕らは直面した。
僕の要求は簡単に言えば、音楽家に「役者になれ」というもので、それはある意味では酷であったかもしれない。
でも、僕たちが額をつき合わせて悩んでいると、必ず救世主が現れた。ふじのキッズシアターの柳田ありすだったり、照明の高橋さんだったり。

 

そうして、僕たちは27日、本番を迎えた。

第一部「吟遊詩人と天女の羽衣」
芳晴とひらいてつこが綴る、悠久の音楽絵巻。

第二部「歌のちから」
平方元、ひらいてつこ、ふじのキッズシアター、それぞれをフィーチャーしての歌のステージ。

 

僕たちは完璧だった。
いや、間違えなかったということではない。ハプニングはたくさんあったし、構成だって改善の余地はある。
でも、星の数ほどいる歌い手の中で、僕たちが出会えたこと、心を込めて歌い、最高のハーモニーを奏でられたこと、それをお客さんと共有できたこと。そのめぐり合わせが完璧だったということだ。
神さまがいるのなら「グッジョブ!」と言いたい。

てっちゃん、元ちゃん、ふじのキッズシアターの子供たち、スタッフのみなさん、お客さん、そしてすべてのあの場に居合わせた人たち。僕は涙が出るほど愛おしいよ。
ありがとう。

 

 

さあ、いつまでも余韻に浸っているわけにはいかない(笑)
次は8月9日(土)、恒例の鎌倉・建長寺の朗読会だ。
乞う、ご期待!

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